お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼さん(46)が、テレビ番組のロケ撮影中にカメラの前を横切る年配男性を「いわゆる老害」などと批判したことが、インターネット上で賛否を呼んでいる。
矢作さんがロケに割り込む通行人を批判したのは、2018年3月22日放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)でのこと。番組の中で矢作さんは、「俺だったら通らない。普通。どんなに急いでいたって」とも訴えていた。
カメラを避けるのが「普通」?
番組では、新幹線の車内で「豚まんを食べるのはアリか?」というテーマが話題に。これをきっかけに、矢作さんと相方・小木博明さん(46)がマナー問題についてトークを展開した。
その中で矢作さんは「いっつも思うんだよ」と切り出し、テレビ番組の路上ロケでカメラの前を横切る通行人への不満を口に。撮影側は通り抜けができるように配慮しているにもかかわらず、
「必ず、『なんで俺がお前たちのために、違うルートを通らなきゃいけないんだ?』という顔と姿勢で横切るおじさんっているのよ」
と指摘。これには小木さんも、「必ずいるし、言ってくる人もいる」と同意していた。
矢作さんは「別にその人が悪いとは思わないの。確かにこっちの方が迷惑かけているから」としつつも、「なんで、そんなこと言うのかが分からないよね」と腑に落ちない様子。その上で、
「俺だったら、(道で)映画の撮影してたら『よーい、スタート!』ってなってる時には通らないぜ。普通。どんなに急いでいたって」
とも訴えた。小木さんも「うん、普通はそうだよ」との相槌を返していた。
「ロケしてる方が遠慮するのが当たり前」
さらに矢作さんは、ロケ中のカメラの前を横切る通行人について「いわゆる老害って奴だろ?」「年取ると、ああいうのが増えんだよ」などと痛烈に批判。小木さんも、
「若い人はちゃんと我慢したり、気を使ってやってくれたりするんだよな。なんで、そういう風になっちゃうんだろ」
との疑問を口にしていた。
矢作さんの「老害批判」はその後も止まらず、番組中には「クレーマーは大体年寄りだろ。テレビ局とかに電話してくるようなヤツは」との持論を展開する一幕もあった。
こうしたおぎやはぎの2人の持論について、ネット上では賛否が噴出。ツイッターやネット掲示板には、「言いたいことはわかる」「普通に邪魔しないでよけて通る」と共感する意見が出る一方で、
「使用許可であって占用許可じゃないからな、誰が通ってもいい」
「自分らの撮影の都合で相手に迷惑かけてるのに何様だよ」
「ロケやってんだから邪魔すんじゃねー、って本当に何様のつもりだよ」
「ロケしてる方が遠慮するのが当たり前じゃんな どんだけ偉いんだよ芸能人様は」
などと批判的な意見も相次ぎ、いわゆる「炎上状態」となっている。