山尾議員の「不倫前に戻りたくない」発言を批判
この山尾議員の「方針転換」について、「バイキング」の出演者らから「言動が自分に都合が良いように変わった」といった趣旨の批判が相次ぐと、宮崎氏は、今回の出演依頼を受けた理由を説明し始めた。
「お騒がせをした身として、『どの口が言うんだ』と言われるだろうな」
とも思ったが、
「最近の山尾さんの公人としての言動について、このまま彼女がこういったものが当たり前だという風に進んでいくと、ますます政治不信を招くんじゃないかな、ということを真剣に考え、今回参った次第です」
と、その思いを披露した。山尾氏が、(記者からの質問も受け付けない)短い会見を1度開いただけで、説明責任を果たしていない、と考えているようで、
「国民と向き合うっていうのを絶対、やらないといけない」
と注文をつけた。
また、先の雑誌対談の中で、倉持弁護士が、山尾議員と2人で話した内容として、「タイムマシンがあったとして、不倫報道前に戻りたいかといえば、2人とも『戻りたくないよね』と...」「現在が1番」というくだりが紹介された際には、
「政治家として失格だと思うんですよ」
と語気を強めた。
「多くの人を傷つけた。失望させた。支援者だったり家族だったり。私なら戻りたい」
と、不倫疑惑報道の周囲への影響について自覚が足りない、と指摘したかったようだ。
宮崎氏は議員辞職後に起業し、事業を営んでいる。宮崎氏の不倫発覚当時、やはり衆院議員だった妻は17年の衆院選で落選。2人は結婚生活を続けている。今後の政界復帰については、「もし流れがあって、皆様がお許し頂けるのであれば、そういった気持ちはいまだに強く持っています」と話していた。