「暴行事件で『信念の歯車』が狂った」
東京相撲記者クラブ会友の大見信昭氏は同番組でこう見解を述べている。
「かつて双葉山(元横綱)が69連勝して負けた時に『信念の歯車が狂ってやめそうになった』と言ったそうですが、貴乃花親方も、(貴公俊の)暴行事件で『信念の歯車』が狂ったんじゃないでしょうか。明らかにあの暴行事件で潮目が変わりました」
17年11月から続いた「貴の乱」によって「相撲協会や大相撲自体に何か変化の兆しがもたらされたのか」と尋ねられると、大見氏は返答に窮しながらも見通しを述べた。
「貴乃花親方に対する形で、逆に八角体制が固まったとも言えます。もうすぐ(26日)理事長選があります。八角理事長は自分の信任が得られたということでおそらく続投になります。自信をもって、これからの(任期)2年間も采配を振るうのではないでしょうか。(中略)上層部だけでなく、普通の親方たちも貴乃花親方の行動には批判的で、なかには『大相撲界から出ていってくれ』という声もあったようですから」
木村氏は「『クーデター』というのは、失敗したら何も正当化しない。終わり。そういうものなので、(28日の)年寄総会でも貴乃花親方は謝るだけでしょう。申し開きをする気もないですよ、おそらく」と推測。安藤キャスターは「八角体制がこれで強固になったというのは皮肉ですね」とこぼしていた。