これが、トリプルリスクの解消法だ
では、トリプルリスクを解消するためには、どうすればよいのか。2月27日のキックオフイベントでは、同会メンバーの料理研究家で、管理栄養士の岩崎啓子氏が映像で出演。食生活の観点から、トリプルリスクの解消法を解説した。
映像で出演した岩崎啓子氏
岩崎氏は「定期的な運動はもちろんですが、日頃の食生活の中で生活習慣を改善する必要があります。中でも塩分、糖分、脂肪分の3つを同時にケアしなければなりません」と話した。
まず、基本は皿を増やすこと、つまり副菜を追加することだとし、「栄養のバランスがとりやすくなり、全体的なボリュームもダウンしやすくなります」と説明。
トリプルリスクの解消法とは?
その上で「応用編」として、「調味料の使用量を減らすこと」と「アクセントをつけること」の2つを挙げた。
「調味料」の面では、塩と砂糖、油をバランス良く、なるべく仕上げの段階で使うようにする。ゆでるより蒸すようにするなど、素材の味を最大限に生かすことも重要だ。「アクセント」の面では、酢や香辛料、しょうゆ、みそで料理に変化を加えたり、サプライズの食感を演出したりして、長続きさせることを重視するべきだという。
トリプルリスクに関する詳細は、「トリプルリスクを考える会」の公式サイトから。同会は2018年4月以降、青森と長野、那覇の3か所で「トリプルリスク啓発 3都市プロジェクト」の活動を開始する予定だ。