「EVが日々進化していくのが楽しい」
2012年10月から「日産リーフ」 を仕事用に使い続け、18年1月から新型に乗り換えた仙台市内の個人タクシー運転手は、「EVが日々進化していくのが楽しいです」と語る。
乗務歴20年を超えるベテランの男性に、初代モデルと新モデル で「進化」したと感じるポイントを聞くと、「この数年で驚くべき進化」だとして、バッテリーの容量が増えたことによる航続距離の向上を挙げた。
ただ、EVを取り巻く環境が「便利になっている」ことは実感しているが、タクシーの営業に関してはまだ不便に感じることもあるとして、「今後のさらなる『日産リーフ 』の航続距離アップや充電時間短縮の技術開発に期待したいです」ともコメントした。
ではなぜ、男性はタクシー車として「日産リーフ」 に乗り続けているのか。その理由については、「電気自動車ならではの静かな走り」「車からCO2を出さないこと」の2点に惹かれたと語る。
なお、男性のタクシーの乗客の反応について聞くと、「このクルマなんですか?」「静かですね」などと興味津々の様子で質問攻めに遭うことが多いという。ただ最近では、EVである「日産リーフ」を選んで利用する客も増えてきているとも話していた。
仙台市内で5年以上も活動する「日産リーフ」タクシー
このように、アンケート結果の推移やオーナー達へのインタビューから見えてきたのは、新型「日産リーフ」をはじめとしたEV車の「進化」に歩調を合わせる形で、ドライバーの意識もポジティブな方向へと変わって来ていることだ。
とはいえ、まだまだEVの性能に対して「不安」なイメージを持つドライバーが一定数いることも事実。日産「リーフ」の公式ウェブサイトでは、そうしたドライバーの不安を解消する特設Q&Aページを展開するなど、国内のEVをめぐる最新情報を発信している。