大和グループもCEOは続投
もう1人、奥田氏は野村の米州地域の「ヘッド」(責任者)を務め、M&A(企業の合併・買収)支援などを手がける投資銀行部門が長い。前任のCOOたちのように必ずしも海外勤務一辺倒ということではないが、仕事場での真面目な振る舞いは少なからぬ社員に支持されているようだ。
永井氏としては、2人のCOOを競わせてより優秀な方にCEOを譲るということなのだろう。
一方、大和証券グループ本社は3月8日、松井敏浩専務執行役(55)が、副社長兼最高執行責任者(COO)に就任する方針を発表した。現COOの西尾信也氏は大和インベストメント・マネジメントの社長に転じる模様だ。ただ、中田誠司・社長兼最高経営責任者(CEO)も続投で、ぐるりと時間軸が動くわけではない。