「自己防衛」の意味を改めて聞く
――話題の発端となったインタビューについて、詳しくお聞きしたく思います。
「本当に突然でした。取材をOKしたら、年代によって受け取る年金の額にこれだけ差がありますって説明されて、そこでいきなり『いかが思いますか』って。だから、あのコメントも特に考えたわけではなく、僕なりの解釈を素直に話しただけです。
実は3分くらい話していたんですけど、だいぶカットされてます。番組としては、『不公平だ』とか批判的なコメントが欲しかったと思うんですけど、僕の場合はそうはいかない(笑)」
――コメントの中でも、「自己防衛」という言葉が特に話題になりました。どういう意味なのか、改めて教えてください。
「だって、皆うっすら分かっていますよね。今の年金システム、この先もうダメになるって。じゃあ、我々自身が考えて、どうしたらそれだけに頼らずに生きていけるかを考えるっていうのが大事でしょ。それが、『自己防衛』です。投資もそうだし、日本脱出もあくまで手段の一つということ」
――年金問題に関して、鉄平さんは何か自己防衛をされていますか。
「年金型の積み立て貯金を7年前、30歳のときから始めました。仮に今の年金システムが崩壊したとしても、これが安心材料になります。あとは、株とか。地味ですけど、安定株をいくつか持っています」