財務省による文書改ざん問題をめぐり、麻生太郎・副総理兼財務相に対し「ネット世論」の風当たりも強まっている。
J-CASTニュースがサイト上で実施した読者アンケートでは、麻生氏に対し「即刻辞任するべき」とした人が48.98%、「問題を収拾して辞任するべき」16.80%という結果となり、「責任を取る必要はない」(17.84%)、「辞任せずとも、何らかの形で責任を取るべき」(16.16%)を大きく上回った(3571票中)。
「支持政党なし」では即刻辞任が過半数
「即刻辞任」については、特に「支持する政党はない」とした人では57.86%、立憲民主党支持者では79.15%にも達した。自民党支持者では「即刻辞任」は16.78%に留まったものの、「事態を収拾して辞任」13.29%と合わせれば、実に30%近くが「辞任」を容認する回答だった。
一連の文書書き換えについては、「決して許されるものではない」が73.20%と最も多く(3952票中)、財務省についても「解体といかずとも、改革が必要」が58.13%、「解体するべき」がそれぞれ25.12%と(3563票中)、なんらかの組織改革が必要、との声が圧倒的だった。
安倍晋三首相については、自民支持者では「責任を取る必要はない」が58.64%と過半数を占めたのに対し、立憲民主党支持者の78.49%、支持政党なしの57.97%が「即刻辞任」と回答した。いずれも麻生氏の数字とほぼ変わらない。政権批判層は、「麻生氏辞任」だけでは納得しないようだ。