佐川・前長官の退職金は5000万円 「こんなに貰えるのか」「国民の知りたい事を話してくれるなら...」

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   森友文書改ざん問題をめぐり国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏の退職金は、約5000万円にのぼることが分かった。国会で財務省が説明した。

   個別の退職金額は「プライバシーに関わることで、お答えしないのが通例」(矢野康治官房長)とあってか、ネット上でも関心を集めている。

「処分」分を差し引いて支給

   2018年3月20日、参議院の財政金融委員会があり、古賀之士議員(民進・新緑風会)による、佐川氏の退職金に関する質問に財務省の矢野官房長が答えた。

「職員の退職金につきましては、プライバシーに関わることでお答えしないのが通例」
としつつ、佐川前長官については「さまざま取沙汰されていることも踏まえまして、あえて申し上げると...」

と説明を始め、

「36年間勤務して国税庁長官で自己都合で退職した場合、約4999万円の退職金となる」

と数字を明かした。佐川氏は、3月9日に辞任を表明した際、「減給20%を3か月」の懲戒処分を受けており、この相当額の計約66万円を差し引いた額(約4933万円)を支払うという。1か月以内に支払われるが、答弁時点の段階では、まだ支払われていない、とも説明した。

   官房長の説明から、1か月あたりの減給額が22万円として(手当などは無視して)単純計算すると、減給前は月110万円程度。夏冬ボーナスの人事院勧告(17年8月公表、4.4か月分)も単純にあてはめると、年収2290万円程度になる。日刊ゲンダイ(デジタル版、18年3月18日)記事によると、財務省広報室の話として、「一般論として、国税庁長官の年収は約2193万円で、月給は約133万円」との数字が紹介されており、概ね一致する。

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