「教育現場を絶対に政治闘争の場にしてはなりません」
政治家としても教育問題に熱心に携わり、現在は自民党・文部科学部会部会長代理の任にある。なお、今回ともに「照会」を行った赤池氏は同部会長だ。
この文部科学部会での功績として、自らのウェブサイトで挙げているのが、「学校教育における政治的中立性を確保」したことだ。2016年に選挙権年齢の引き下げなどを受けて設置された「学校教育における政治的中立性を確保するプロジェクトチーム」座長を務め、報告書を取りまとめたという。サイトでは、
「主権者教育が重要度を増すこれからだからこそ、教育現場を絶対に政治闘争の場にしてはなりません。これからも、子供たちの政策リテラシーが正しく育まれる学校教育をつくるために尽力してまいります」
と抱負をつづる。
なお、自民党では同じ16年、党サイト上で「学校教育における政治的中立性についての実態調査」を実施している。学校現場で「中立を逸脱した教育を行う先生方」がいるとして、こうした事例を投稿するよう呼びかけたものだが、野党やメディアなどからは「密告を促す」(毎日新聞)ものではないか、と物議をかもした。