パワハラ騒動で鹿児島・志學館大に「風評被害」 至学館とは関係ないのに...連日「抗議電話」

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   レスリングの伊調馨選手へのパワハラ告発問題をめぐって、騒動とは全く関係のない志學館大学(鹿児島市)が「風評被害」を受けている。

   栄和人氏が所属する至学館大学の谷岡郁子学長(63)が、一連の報道に対する「反論会見」を開いた2018年3月15日以降、連日のように抗議の電話やメールが大学名の似ている志學館大学に寄せられているというのだ。

  • 「至学館大学」の谷岡郁子学長(2012年撮影。当時は参院議員)
    「至学館大学」の谷岡郁子学長(2012年撮影。当時は参院議員)
  • 「至学館大学」の谷岡郁子学長(2012年撮影。当時は参院議員)

「こちらは『鹿児島の志學館大学』になります」

   15日の会見で谷岡学長は、「(告発内容は)訳の分からない風評被害」「伊調馨さんは選手なんですか?」といった発言を連発。多くの著名人やワイドショーなどの報道でも、会見での主張に否定的な意見が相次ぐなど、物議を醸していた。

   報道によれば、谷岡学長は17日に出席した至学館大の卒業式で、先日の反論会見を受けて大量の抗議電話が大学に寄せられていると明かした。「この年度末の忙しい時に職員たちは大変です」とも話していたという。

   こうした騒動は、パワハラ問題とは無関係の志學館大学にも影響を与えている。2校の大学名がよく似ていることから、至学館(しがっかん)大の谷岡学長の会見について、間違えて志學館(しがくかん)大に抗議する人が出ているのだ。

   実際、志學館大の総務課長は20日、J-CASTニュースの取材に対し、

「ひっきりなしという状況ではありませんが、例の会見が行われて以降、抗議の電話やメールが毎日のように来ています。やはり愛知の至学館さんとは発音がよく似ているので、誤解したままこちらに連絡をする方が結構いるんです」

と話す。こうした誤解に基づく抗議が来る度に、「こちらは『鹿児島の志學館大学』になります。レスリングの問題とは、全く関係がありません」と丁寧に説明をしているという。

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