4人組女性アイドルグループ「かみつき!MAD-DOG」が2018年3月13日、初のライブとなったステージで、カブトムシを食べて所属事務所を解雇されたことが分かった。グループと事務所の公式ツイッターで同日、発表された。
メンバーは解雇後も活動を継続するとし、さらなる飛躍を誓っている。
「利き虫」に見事成功したものの...
「今のアイドル界に噛みつく狂犬でいよう!」――力強いコンセプトとともに、18年1月に誕生した「かみつき!MAD-DOG」。
結成当時、メンバーは6人いたが、1人は「グループの方向性と本人の理想の部分との違い」により、もう1人は「活動スケジュールに合流する事が困難」により脱退。現在は4人で活動している。
活動の中心は、YouTubeやSHOWROOMといった動画配信が中心だが、3月11日には初のライブを開催した。
ライブでは、普段から「バッタ」や「ウシガエル」などの昆虫を捕まえて食べるというメンバーの1人が「利き虫」なる企画を実施。目隠しをして何の虫を食べているか当てるという内容で、メンバーは食用のカブトムシ(成虫)を食べ、見事言い当ててみせた。
だが、これを事務所が問題視したようで、ライブから2日後の13日、事務所の公式ツイッターで「資本提供から外れました」と同グループとの契約解除が発表された。グループのツイッターも「事務所クビになりました」と報告した。
「趣味なだけだから心配しないで」
カブトムシを食べたメンバーの雨さんは13日、ツイッターで、
「カブトムシ食ったことによって『地下アイドル過酷すぎんか』とか『可哀想』みたいに言ってくれる人が出ているんだけどそういうのが趣味なだけだから心配しないで欲しいなと」
と呼びかけ、メンバーの仁平かずみさんも15日、
「虫を食べるアイドルはたくさんいる。キャーキャーいいながら。しかも既製品を。しかしかみつき!MAD-DOG雨はアイドル加入前から野生の虫を採取して調理して趣味で食べてた。これはすごい。それがお前らとはちがうんだよ」
とツイートし、雨さんを擁護した。
なお、グループは今後、フリーとして活動を継続していくという。