「いくら何でも!」の太田理財局長 財務省「エース級」事務次官「本命」だったが...

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野田政権では「ホットライン」の役割果たす

   太田氏は東大法学部を卒業し、1983年に当時の大蔵省に入省。矢野康治官房長(1985年入省)の2年先輩にあたる。2011年に首相秘書官に起用された際は、増税を目指す財務省の意向を反映しているとの報道が相次いだ。例えば朝日新聞は11年9月2日、

「野田流、裏に財務省 増税実現へ人事画策 首相、組織力を信頼」

と題した特集記事で、太田氏を

「財務省は野田官邸の態勢固めでも、全面支援の構えだ。首相秘書官に太田充主計局次長という『エース級』(財務副大臣経験者)を送り込んだ」

と紹介。9月4日の日経ヴェリタスも、

「官房秘書課長の岡本薫明と並んで主計畑で83年組の先頭を走り、官邸勤務の経験もある太田の登用は野田と財務省のホットラインの継続を裏打ちする」

などと分析した。財務省に復帰してからも「エース級」との評価は変わらず、次期事務次官人事の見通しを報じる17年7月の日経新聞の記事では

「本命は総括審議官から理財局長に就いた太田充氏」

と言及されている。

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