「増税派だから、アベノミクスをつぶすために、安倍政権をおとしめるために」...
太田氏は11年9月の民主党・野田政権発足時に、主計局次長から7人いる秘書官のうちの1人に起用されている。和田氏はこのことを指摘し、
「増税派だから、アベノミクスをつぶすために、安倍政権をおとしめるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないですか?どうですか?」
と疑問をぶつけた。そうすると太田氏は、「いくら何でも」と3回繰り返し、首を何回も横に振りながら、色をなして反論した。
「いや...、お答えを申し上げます。私は、公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えするのが仕事なんで...。それをやられるとさすがに、いくら何でも、そんなつもりは全くありません。それはいくら何でも、それはいくら何でもご容赦ください」
和田氏はこの反論に特に反応を示さず、「では、次のパネルをご覧ください」と、次の話題に移った。
この日は終日質問の矢面に立たされた太田理財局長、午後には共産党・小池晃書記局長に対し、安倍昭恵氏の名前が決裁文書に掲載されていた理由について、「総理夫人」だからと答え、野党を勢いづかせる場面もあった。