セルジオ越後、ハリルは「間違っていますね」 代表発表の「順番」に注文

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   サッカー日本代表に半年ぶりに招集されたFW本田圭佑選手について、セルジオ越後氏は「先発で使わなかったら呼ぶ意味がない」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督に注文した。

   セルジオ氏は、本田選手が所属のパチューカ(メキシコ)で活躍していることを評価。一方、メンバー発表で見えた「序列」を懸念している。

  • ハリルホジッチ監督(2016年8月撮影)
    ハリルホジッチ監督(2016年8月撮影)
  • ハリルホジッチ監督(2016年8月撮影)

「代表にもう一度呼ばれるのは当然」

   欧州遠征で戦うのは2018年3月23日にマリ、27日にウクライナ。いずれもW杯には出場しないが、ハリルホジッチ監督は15日のメンバー発表会見で、「マリはセネガルに、ウクライナはポーランドに似ていると思う」と述べており、日本がW杯のグループリーグで戦う相手を想定していると見受けられる。

   だが、セルジオ氏は18日放送の「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京系)で、「W杯に出ない国(マリとウクライナ)と戦っても仮想になりません。ただアフリカと欧州だからといって、選手も違えば、レベルも戦術も違います。他の国はW杯に出る国と練習試合を組んでいます」と、「仮想セネガル・ポーランド」を否定。「あくまでこの2戦は、監督が悩んでいるポジションの選手や初招集の選手をどう使ってレベルアップするか、彼らにチャンスを与えて最終的なチームを決めるか、そのためにある」との考えを述べている。

   メンバー26人には17年9月のW杯最終予選以来、半年ぶりに本田選手が名を連ねた。今季はパチューカでリーグ戦24試合7ゴール6アシストと好調。17年7月まで所属していたACミラン(イタリア)でのくすぶりようとは見違えるコンディションの良さを見せている。

   セルジオ氏は「本田が今まで落とされたのは試合に出ていなかったから。今度は出場試合が多く、得点もして活躍しています。代表にもう一度呼ばれるのは当然だと思います」と高く評価し、「彼は先発で使わなかったら呼ぶ意味がない」とも述べる。今まさに結果を残している選手を優先して使うべきという考えのようだ。

   懸念しているのはスターティングメンバー争いにおける「序列」だ。ハリルホジッチ監督は代表選手発表で、ポジションごとに主力と考える選手から順に紹介する傾向があるとされる。分かりやすいところでは今回、左サイドバックの3人はDF長友佑都選手(トルコ1部・ガラタサライ)、DF車屋紳太郎選手(川崎フロンターレ)、DF宇賀神友弥(浦和レッズ)の順でスクリーンに名前が映され、監督は「長友選手の存在感は日本代表に不可欠」と明言したうえで「それから車屋と宇賀神の戦いがこれから始まる」と紹介していた。

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