平昌パラリンピックのスノーボード男子バンクドスラローム(下肢障害LL2)で金メダル、スノーボードクロス(下肢障害LL2)で銅メダルを獲得した成田緑夢(ぐりむ)選手(24)。
2006年のトリノ五輪に出場した成田童夢(どうむ)さん(32)、今井メロさん(30)の弟として知られるが、アスリートとしてだけでなく「YouTuber」の顔も持つ。今回のパラリンピックでも舞台裏などを積極的に伝えている。
報道陣に囲まれながらライブ配信
成田選手は2018年3月16日、バンクドスラロームの大会を終えた後、
「結果は...金メダルでーす!いぇーい!」
と、YouTubeのライブ配信でファンに笑顔で成績を報告した。「パラリンピック 金メダル獲得!?」と題されたその動画には、
「アスリートYouTuberどうでしょう。パラリンピックで金メダル獲れるかやってみた、みたいな。いぇーい!獲れたー!」
とはしゃぐ、無邪気な様子が映っている。周りを報道陣に囲まれながらの撮影で、しきりにカメラのフラッシュを浴びているのが確認できる。
真剣勝負から一転、アスリートとは違うYouTuberの顔だ。これには現地で成田選手を応援していた兄の童夢さんも、
「おれの涙返せ(笑)初っ端から抱腹絶倒間違いなし!!! 改めて、おめでとう!!!」
とツイッターでコメントを寄せている。
成田選手の動画チャンネル「成田緑夢アスリートYouTuber grim narita」では、このほかにも平昌パラリンピックの舞台裏を伝えたり、メダルを披露したりしている。その存在は徐々に知れ渡っており、
「これ、何気にめっちゃ貴重な映像」
「YouTuberが金メダリストになった、という感じですかね(笑)」
「パラリンピアンや各競技の魅力を紹介する『番組』さまざまある中、最高にホットな番組は、成田緑夢選手の配信番組ではないかと」
など評判を呼んでいる。