親子丼などの丼やうどんを中心に提供する外食チェーン「なか卯」に驚愕の事態が起きてしまった、とネットの一部で悲鳴が上がった。
食事をする際の調味料としてテーブルには醤油や七味唐辛子などが置かれているが、そこから「山椒」の小瓶が消えてしまった、というのだ。
「なぜ置いてあるの?」という疑問も出ていたが・・・
なか卯のテーブルに山椒が見当たらないーーーそんな声は2017年末からネット上で散見された。そして18年3月14日、掲示板「おーぷん2ちゃんねる」に「【悲報】なか卯、山椒がなくなる」というスレッドが立ち、まとめサイトに拡散しちょっとした騒動に。
「なか卯の山椒めっちゃ旨かったのになんでや...」
「ホーキング博士死去並みの大事件やんけ」
「オウム死刑執行よりも国民の関心」
「なか卯に行く意味って山椒を感じるためやん?」
などといったことが書き込まれた。
実はなか卯の山椒、これまでもネット上でちょっとした議論になっていた。「なぜ置いてあるの?」といったもので、自分は断然七味派だ、という人が多かった。関東などでは山椒はウナギのかば焼きに使うもの、という印象が強く馴染みが薄いからだ。
しかし、山椒をふりかけた親子丼を出す有名な京都の店があり、その京都を中心とした関西では、親子丼などに山椒をかけて食べることが多いのだ。
なか卯は1969年10月、大阪府茨木市に1号店を出店し、しばらく大阪での出店を続け1980年10月に京都に初出店する。なか卯といえば「親子丼」であり、当然のように山椒をテーブルに置く事になったのだ。都内などであまり使う人がいなくても置くのは「文化」みたいなものだった。
どうして山椒を無くしたのか、J-CASTニュースは18年3月16日になか卯を展開するゼンショーホールディングスに話を聞いた。