青瓦台は首脳会談への影響を否定するが...
聯合ニュースによると、青瓦台(大統領府)高官は
「重要なのは北米(米朝)首脳会談を行うというトランプ大統領の確固たる意志」
などと話し、ティラーソン氏の解任が南北・米朝首脳会談に与える影響はないとの見方を示したという。だが、ポンペオ氏のタカ派路線には、早くも懸念の声が出ている。
例えば英BBCは、
「5月の米朝首脳会談で合意ができなかった場合、トランプ氏が不機嫌になり、外交的手段が尽きたと感じ、北朝鮮に対して軍事攻撃を支持する以外の選択肢がないと感じる」
おそれを指摘。ポンペオ氏が
「北朝鮮への武力行使を支持しており、同盟が罠にかかるおそれを増大させている」
と分析している。
河野太郎外相はティラーソン氏の解任について
「本当に率直に信頼しあって話ができる相手だったので、一緒に北朝鮮問題に取り組めると思っていたが、こういう事態になったことは個人的には非常に残念」
と述べ、後任のポンペオ氏とは「できるだけ早く会って意見交換したい」とした。