福島瑞穂議員「カマトト発言で理解できない」
2つ目が、国土交通省が改ざん前の文書のコピーを18年3月5日に財務省に渡していた点だ。石井啓一国交相が3月13日の記者会見で、
「3月5日に財務省に対して、公開されているものと内容が異なる部分があるということを伝えた上で、当方が保有している決議書のコピーをお渡ししている」
と明らかにしている。財務省は3月8日、決裁文書を参院予算委員会理事会に提出したが、すでに17年に国会に開示された文書と同様だったため、野党は「ゼロ回答」だと猛反発した。
野党側が
「『今のところこれしかない』と答えていたあの8日、その時点でもうひとつの文書があったことを知っていたわけでしょ?」
と反発する中、富山氏は3月5日に国交省から文書の提供を受けたことを認めた上で、
「職員のヒアリングをしなければならない初期の段階。昨日も申し上げたが、正直、まさかこんなことが起きているとは最後まで分からないというところがあった」
などと釈明。野党側からは
「カマトト発言で理解できない」(社民党・福島瑞穂参院議員)
などと反発の声があがっていた。