犯罪被害者の権利回復を訴えてきた全国犯罪被害者の会(あすの会)が2018年6月に解散する。東京都内で3月11日に開いた会合で、活動期間を6月3日までとする規約改正案を承認した。J-CASTニュースの取材に対し、会の事務局担当者が3月12日、説明した。
同会は2000年、旧山一証券の代理人を務めていた岡村勲弁護士が、同証券の株取引で損失を出した男に妻を殺害された事件をきっかけに、他の被害者遺族らと設立。全国各地で犯罪被害者の権利の確立を訴え、08年の被害者参加制度の導入などに貢献した。解散理由は、会の目的が達成されたことなどとみられる。