イチロー「最低50歳まで現役」実現への道 スタメンで活躍するだけで「大記録」だが

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マリナーズはスタメン起用に意欲

   イチロー選手のマリナーズ復帰に際し、米報道では44歳という年齢を大きく取り上げることが多い。中でも、7日付のニューヨークタイムズ(電子版)は、「高齢」選手の活躍の難しさを指摘した。

   それによると、44歳時点で現役続行を決めた選手はいるものの、2004年にアトランタ・ブレーブスでプレーしたフリオ・フランコ選手が、当時45歳でWAR(MVPなどの評価基準にもなる選手の貢献度の指標)が1以上だった以外、成績は振るわなかったという。WARの数値は、スタメン選手は1~2、1以下は控え、マイナスになると「放出要員」になりうるというのが目安となる。

   しかし、イチロー選手を巡っては、球団側は「20代半ばのアスリート然とした選手は見慣れているが、イチローは彼らが何のケアもしていないように思わせた」とフィジカルチェックの結果を評しており、身体面での衰えは問題になりそうにない。

   更に、公式サイト上では開幕から積極的に左翼手として起用することを明かしている。近年は代打としての出場が目立ったが、レギュラーとしての試合を重ねることで、公言している「最低50歳」への達成へ着実と近づいていけそうだ。

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