ベネッセ「銅賞は意図的な設定」
はたして、こうしたネット上のツッコミに進研ゼミ側はどう答えるのか。ベネッセコーポレーション(岡山市)の広報担当者は3月6日、J-CASTニュースの取材に、「銅賞」という設定は意図的なものだった、と説明する。
話題のツイートの投稿者は、銅賞を獲得した部員たちの姿などのシーンだけを掲載している。だが、ベネッセの広報担当者は、
「こちらの漫画は、物語前半部分で、吹奏楽部の部長が転校してしまったため、思いがけず主人公が新部長となり、とまどいつつ仲間と頑張っていくというストーリーです」
と説明。主人公が新部長となった後は、「下級生が部活をやめたいと言い出すなど、部全員で最後のコンクールに出場することが危ぶまれる」展開になるという。
その上で広報担当者は、今回の漫画の部員が「銅賞」を獲得して喜ぶシーンの意図について、
「(主人公が)部長になった後も、が、それを乗り越えて、みんなで励まし合いがんばってやり抜いたことにより『部員皆でコンクールに出場し演奏できた』ということを伝えるため、今回『銅賞』の設定といたしました」
としていた。