「藤井聡太六段、師匠よりも高い昼飯を注文してしまう」――。
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対局した2018年3月8日、ネット掲示板「5ちゃんねる」(5ch)上にはこんなタイトルのスレッド(スレ)が複数立った。
これらのスレを覗いてみると、そこには「これは許せんわ...」「流石に調子乗り過ぎ」といった書き込みが続々と。実は、以前からネット上では、藤井六段の昼食代を「中学生にしては高すぎる!」などと冗談交じりに批判するユーザーが存在するのだ。
「完全に調子のってるわこれ」
将棋の最年少プロとして16年12月にデビューして以降、公式戦最多の29連勝をはじめ破竹の快進撃を続ける藤井六段。18年2月1日には順位戦C級2組を全勝で突破し中学生初の五段昇段、その約2週間後には朝日杯で優勝し、六段へのスピード昇格を決めた。
そんな活躍の裏で、ネット上には藤井六段が対局時に注文する「昼食の値段」に注目するユーザーたちがいる。メディアや対局中継などでは、藤井六段が食べた昼食のメニューがほぼ決まって紹介されるようになったことから、
「中学生のくせに高いものを注文しすぎではないか」
というやっかみの声が5chユーザーを中心に出始めたのだ。
こうした意見が5ch上で目立つようになったのは、18年1月頃から。この辺りから、藤井六段が注文したメニューの値段を否定的に捉えたタイトルのスレが5chに立ち始め、今ではすっかり「定番化」。藤井六段が対局に臨むたびに、
「【悲報】藤井四段、昼食に1000円の和牛ハンバーグ! 完全に調子のってるわこれ」(1月11日)
「【悲報】藤井四段、昼食に1000円(カツカレーと生卵)使ってしまう」(2月1日)
「【悲報】藤井五段昼食に1000円も使ってしまう」(2月15日)
「【悲報】藤井聡太 六段、昼食で1000円の和牛100%ハンバーグを注文してしまう」(3月1日)
といったスレが立つようになったのだ。