桃太郎の昔話について、タレントの小倉優子さん(34)がバラエティ番組で嫌悪感を示す一幕があった。
これに対し、ネット上でツッコミが相次いでいる。
「鬼退治に行こうって子供が思ったら、やだな」
2018年3月6日夜放送の日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」では、子持ちのタレントらが出演し、子供に読み聞かせる絵本の話になった。そこで、桃太郎の昔話が話題になると、司会の明石家さんまさん(62)は、桃太郎がきびだんごを利用する話への疑問をぶちまけた。
「これから鬼の成敗についてくるならあげましょう、それが嫌やねん」
出演者から「普通ですよ」「何がダメなんですか?」とツッコミが入ったが、小倉さんは、「えっ、でも、分かります」とさんまさんへの共感を示す。
「なんか、日本の昔話ってそういうことが多くって。桃太郎もね、鬼ヶ島に行くじゃないですか。私は、鬼退治じゃなくて、話し合ってほしいんですよ、鬼と」
「だからもう、『悪いことはしちゃいけない』って、『君はどうしたいんだ?』と言うの。カチカチ山とかも酷いじゃないですか? どう説明すればいいのか分からない」
さんまさんは、「分かる、分かる。でも、素直に読んであげるのが一番ええんやろけどな」とフォローしたが、小倉さんは、「でも、鬼退治に行こうって子供が思ったら、やだな」と食い下がった。
「鬼が話し合いに応じるかよ、鬼だぞ鬼!」
鬼と話し合えばいいというのは大人の意見では、とFUJIWARAの藤本敏史さん(47)から指摘があったが、小倉優子さんは、それでも鬼の成敗はしないでほしいと返した。
「その前に悪いことしてるやんか」。藤本さんが鬼についてこう述べても、「いくら相手が悪いことしたって、自分が同じように悪いことしていいかっていったら、やっぱりね」と譲らなかった。「なんか、お前あったんか?」というさんまさんのツッコミには、「違う、違う」と手を振って否定していた。
こうしたやり取りは、ネット掲示板などで話題になり、小倉さんの考え方に対し、次々に疑問点が出されている。
「鬼が話し合いに応じるかよ、鬼だぞ鬼!」「鬼なめすぎ」「別にいいやん。おとぎ話やし」「そこはキチンと現実と、アニメやお話を混同しないように躾なきゃね」......
一方、「そう言う考え方もあるよね」「いきなり退治しにいく展開はちょっと強引」「親として気になるのも仕方ない」などと擁護の声も見られた。