お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さん(37)が、自らへの「アンチ活動」をしていた男性と会う機会があったとして、その男性と交わした会話の内容をブログで紹介した。
「(アンチとして)どういった活動をされていたのですか?」――。こんな突っ込んだ質問を続ける西野さんと、それに1つ1つ真面目に答えていく「元アンチ」。どこかシュールな2人のやり取りを記したブログに、ネット上では「面白すぎる」との反応が相次いでいる。
「ボロカスに書いていました」
西野さんは2018年3月7日、「アンチとの対話」と題したブログ記事を公開。定期的に開いているというファンとの「交流会」で、かつて熱心に西野さんへのアンチ活動を行っていた男性と話す機会があったと伝えた。
このブログでは、対話形式で男性との会話を紹介している。まず西野さんが、具体的にはどのような「アンチ活動」を行っていたのか、というストレートな質問をぶつけたところ、男性からは、
「掲示板に集まったアンチの人達に声をかけて、皆でAmazonのレビューの☆(編注・評価)を1にして、ボロカスに書いていました」
と返されたという。
ただ、西野さんといえば、嫌われ者を自称するなど「炎上キャラ」でも知られる。そのため西野さんが、アンチ活動は逆に自分にとってメリットになっていたのではないか、と男性に聞くと......。
「ホント、そうなんです。一旦は同じアンチの人達と『ネガティブキャンペーン成功したぜー!』となるのですが、その後、まるまるそれを栄養にされていて」
続けて西野さんは、なぜアンチ活動を止めたのか、と質問。これに男性は、西野さんを批判する投稿が本人にリツイートされたときに「(自分は)完全に利用されてるな」と確信したと説明。その上で、
「『この人の邪魔をしよう思ったら、アンチを辞めた方が絶対にイイ』と思って、西野さんを潰す為にアンチを辞めました」
とも話したという。こうした男性の主張に、西野さんはブログで「なんという凄まじいロジックでしょうか」と驚きを露わにしていた。
「好きと嫌いは紙一重とはまさにこの事」
西野さんの活動を邪魔したいが故に「無視」という結論に辿り着いたというこの男性。しかし、批判したい思いを抑え込んで西野さんを無視しているにも関わらず、本人にはそれを気付いてもらえないし、誰にも評価してもらえない。
こうした現状にフラストレーションを感じていたという男性は、西野さん本人に向けて、
「アンチ活動をしていた時は、西野さんのアンチをすることで、西野さんの活動を結果的に後押ししてしまうのと引き換えに『アンチ友達』ができたのですが、無視活動は天涯孤独なんです」
といった悩みをぶつける。
そして男性は、「あなたにこれだけ時間を費やしているんだぞ」という思いを伝えるために西野さんとの交流会に参加したとして、「一体、この僕の肩書きは何ですか?」と尋ねる。これに西野さんは、
「おそらく、一番近いのが『ファン』だと思います」
と返したという。
こうした西野さんのブログについて、ツイッターには「面白すぎる」「シュールすぎて笑ってしまった」「好きと嫌いは紙一重とはまさにこの事」などと面白がる反応が相次いでいる。
なお、西野さんは上述のブログの終わりで、元アンチの男性との会話について、「男性のイチイチがキュートで、こういう人との対話は本当に楽しいです」との感想をつづっていた。