タレントのマツコ・デラックスさん(45)とお笑い芸人の有吉弘行さん(43)が、試合直後のスポーツ選手を取材するメディアに対して、「選手たちを酷使している」などと苦言を連発した。
2人がスポーツ取材の在り方について語ったのは、2018年3月7日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)でのこと。番組中には、有吉さんが五輪選手へのインタビューを「金メダル大喜利」と揶揄する一幕もあった。
「何社も何社も同じ質問されてさ...」
番組では、「今どきはアスリートも頭が良くないと成功しないの?」という視聴者からの疑問を紹介。投稿者は、最近は若くてもインタビューの受け答えがしっかりとしている選手が多いように感じるため、このような疑問を抱き始めたのだという。
こうした視聴者からの疑問について有吉さんは、
「だってちゃんとしてなきゃすぐ文句言われるじゃん。金メダルを獲っても、態度が悪いって総叩きするようなバカがいるんだから、そりゃ嘘でもちゃんとするよ」
とまず一言。近年は選手側も幼い頃からメディア対応などの教育を受けているはずだとして、「頭がいいとかじゃなくて、お前らのせいでそうなってんだ」と切り捨てた。
こうした意見に大きく頷いたマツコさんは、メディアへの対応に追われるスポーツ選手について、
「もうやりたくないよ皆。オリンピックで金メダル取ったら、何社も何社も同じ質問されてさ...」
とポツリ。これには、有吉さんも「やっぱり、そっち(メディアへの受け答え)もトレーニングしてるってことだよね」と同調していた。
さらにマツコさんは、自由な発言や変わったキャラクターが受け入れられ辛い状況があるなどとして、「(スポーツ選手は)本当かわいそう」とも。その上で、
「テレビ局は毎回やってることと同じことを求めて選手たちを酷使して、もういい加減そこから変えてけよって思う。メディアから変わっていけばって思う」
と提言した。これには有吉さんも「オリンピック選手でさえ失言して叩かれる。叩かれるってなんだよ」とも不満を語っていた。