「にゃんこスター」がネットで嫌われる理由 「消えた」書き込み続出を評論家に聞く

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「にゃんこスター 消えた」――。

   「キングオブコント2017」の準優勝で大ブレークしたお笑いコンビ「にゃんこスター」。だが、18年3月7日現在、グーグルやツイッターなどでコンビ名を検索すると、予測候補のトップには冒頭のような言葉が表示される状況となっている。

  • 2017年11月撮影
    2017年11月撮影
  • 2017年11月撮影

「消えた」「つまんない」「嫌い」...

   17年5月結成のにゃんこスターは、ツッコミのスーパー3助さん(34)とボケのアンゴラ村長さん(23)の男女コンビ。10月の「キングオブコント」では、縄跳びを用いたゆるいネタで準優勝。たちまちメディアに引っ張りだことなった。

   ブレーク直後にコンビでの交際を発表したことも話題に。バラエティー番組などへの出演時には、コンビの恋愛話と縄跳びネタが「鉄板」の話題として扱われる機会が多かった印象だ。

   18年に入ると活動の幅はさらに広がり、3月にはフジテレビの月9ドラマ「海月姫」に本人役で出演。同ドラマでは「カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター」の名義で主題歌も担当し、CDデビューも果たした。昨年に引き続き、連日のようにバラエティー番組やイベントに出演している。

   こうした活躍の一方で、インターネット上では、

「にゃんこスターやっぱり消えたな」
「最近にゃんこスターテレビで見ない」
「最近、にゃんこスター見ないけどもう消えた?」

といった意見が数多く寄せられている。実際、ツイッターには2月28日から3月6日の1週間だけでも、上記のような書き込みが少なくとも80件以上寄せられている状況だ。

   さらに、冒頭にも記した通り、グーグル、ツイッターの検索欄にコンビ名を入力すると、予測候補のトップはいずれも「消えた」となっている(3月7日時点)。また、ヤフーの場合では、全部で10件表示される候補のうち、

「消えた」「つまんない」「嫌い」

といった辛らつなワードが半分を占めている。

お笑い評論家の分析は...

   こうしたネット上での反応について、お笑い評論家のラリー遠田さんはJ-CASTニュースの取材に、「それだけ『消えた』と言いたい人、つまり、にゃんこスターに消えて欲しいと考えている人が多いということでは」と話す。

「にゃんこスター自体が一般にあまり好かれていないというか、叩かれやすいキャラになっている気がします。こうしたイメージが付いたのには、交際宣言の影響や本人たちのトーク力やアドリブ力など、様々な要素が絡んでいるのでしょう。アンゴラ村長の男性受けの良い絶妙なルックスも、女性から嫌われてしまいやすいというか...」

   続けてラリーさんは、コンビがブレークしたきっかけもこうした厳しい風潮に影響しているのでは、とも分析する。

「にゃんこスターは、『キングオブコント』という場であのネタを披露したことが評価されたのだと思います。つまり、年に1度の大会での緊張した空気感をぶち壊したという文脈があって、リズム縄跳びのネタがインパクトを残したのです。

しかし、『キングオブコント』という大会を見ていない人には、あのネタがあそこまで評価された理由が分かりません。そういう意味でも、世間に評価されづらいコンビになっているのかな、と思います」

と話していた。

   また、実際にコンビが「すでに消えたのではないか」などと考えるユーザーが続出している点については、

「やはり、ブレーク直後と比べるとテレビの扱い方も変わって来ています。ゴールデンの番組で密着されるなど『特別扱い』の時期も終わり、視聴者の印象に強く残るような仕事が比較的少なくなっているのではないでしょうか」

としていた。

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