お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(44)が、スポーツ報知の記事中のコメントに「言った覚えはない」などとして、削除・訂正を求めたことが、ネット上で話題を集めている。
いったい何が起きていたのか。AbemaTVの広報担当は、J-CASTニュースの取材に「関係者への伝達内容に誤りと、その進行に不備があった」と説明した。
「僕は取材を受けてないです...」
事の発端は淳さんが2018年3月3日、インターネットテレビ局・AbemaTVの番組「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線学歴リベンジ」(土曜22時)に出演、受験した青山学院大の全学部に落ちたと発表したことだ。
スポーツ報知は同日夜、「ロンブー淳、青山学院大受験すべて不合格『とても辛くも、青春を味わせてもらった時間でした』」と題する記事をウェブ版で配信。
「スポーツ報知の取材に対し、『青春を味わせてもらった時間でした』と合否発表後の心境を明かした」
と明かした。
だが、淳さん本人は4日、自身のツイッターでこの記事を引用し、
「スポーツ報知さん...僕は取材を受けてないです...そんな事を言った覚えもないです...」
と指摘。「記事の削除、訂正を願います。もし取材して頂けるなら喜んでお答えしますが...」と、記事の削除、訂正を求めた。
AbemaTV「報知新聞社の取材方法に問題はない」
報知の記事に関して、淳さんが所属する事務所の広報担当者は、3月5日のJ-CASTニュースの取材に「Abemaさんに聞いてください」と説明した。
AbemaTVの広報担当は3月6日のJ-CASTニュースの取材に、
「AbemaTVから関係者への伝達内容に誤りと、その進行に不備があったことで 誤解や混乱を招く事態となりました」
と回答。その上で、
「報知新聞社の取材方法に問題はございませんでしたが、田村淳さん、報知新聞社をはじめとした関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを大変申し訳なく思っております」
と続けた。
AbemaTVは5日未明、公式ツイッターでも「誤解を招くTweetが掲載されました」とお詫びの言葉をつづっていた。淳さんは5日夕、ツイッターでAbemaTVのツイートを引用し、
「『とても辛くも青春を味あわせて頂いた時間でした』なんて言った覚えがないのに、それをスポーツ報知さんに伝達したabema TVサイドのミス...」
と投稿。「それをあたかも僕から聞いたと記事にするスポーツ報知さんもどうなのか?スルーしても良いんですけど...スルーしたら悪しき前例を作る事になるので指摘しました」と明かした。
淳さんの「電話番号」にかけてみたら
淳さんはさらに、5日深夜のツイッターで
「収録終わりの打ち上げの席でマネージャーが『淳も苦しかったでしょうが、この歳で青春できて喜んでると思います。スタッフさんのおかげです。ありがとうございます』と言った言葉を僕が言った事に変えられて伝えられたそうです...」
と説明した。
同時に青山学院大を受験した真意を打ち明けた上で、「僕の携帯電話の番号です」と電話番号を掲載。「納得できん!ムカつく!という方は是非お電話を」と呼びかけている。
J-CASTニュース記者が6日から7日にかけ、何度かこの電話番号に電話をかけると、受話器からは「メッセージの録音件数がいっぱいのため、メッセージが受け付けられません」との音声が流れた。