チャリティーオークションに出品され、3500万円を超える額が付けられた男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が使用したスケート靴が、不正な入札が相次いだとして出品が一時停止された。
しかし、2017年3月6日の再開後には順調に入札されて500万円を突破しており、3500万円には及ばないものの高い金額が付けられている。
東北3県の被災学校への支援
このオークションは、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した東北3県の学校支援を行う「ウェブベルマーク協会」が主催するもので、著名人を起用したチャリティー企画として2018年3月5日から開かれている。
羽生選手のスケート靴が最初に出品された際は、元フィギュアスケーターの鈴木明子さんや歌手の研ナオコさんの私物への入札額が数万円にとどまる一方、わずか1日で3500万円を超えるほどの入札が殺到した。
しかし、多数の入札を受けたものの「事務局にご連絡がない高額な入札」(商品説明欄より)だったため出品を停止し、開始価格1円から再度スタートしたという。
50万円以上の入札をする際は、入札前にメールでの連絡が必須であり、その際には名前を始め、住所や電話番号などを伝える必要があるのだという。
しかしながら、再スタート後も入札の勢いは変わらず、2018年3月7日20時現在、入札件数は697件、価格は500万4000円まで上がっている。オークション終了は11日とまだ時間があるため、ここから更に上がる可能性が残されている。