これは絵なのかプラモデルなのか――。ヨドバシカメラ・マルチメディア札幌店に展示された、ある「ガンプラ」の作品が大反響だ。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するモビルスーツ「リ・ガズィ」をもじり、作品名は「リ画ズィ」。色鉛筆とペンで独特の塗装が施され、その名の通りパッと見では一枚の「絵画」と見紛う。J-CASTニュースは制作者に話を聞いた。
「フラッシュ撮影すると絵に見えるよう写る」
ツイッターユーザーの「マージナル」(@Emzett_Enuel)さんが2018年3月4日に投稿したのは、リ・ガズィの「色鉛筆画」...ではなく、模型の「ガンプラ」を正面から撮影した写真。ヨドバシカメラ・マルチメディア札幌店で開催中の「第4回『俺のガンプラ』コンテスト」に出展されたもので、「色鉛筆とペンで塗り(描き?)ました。フラッシュ撮影すると絵に見えるよう写ると思います」と制作者のコメントが添えられている。
説明通り、独特の風合いで塗装されたパステルカラーの機体は、写真越しに見るとまるで絵画。斜め上の角度から撮影された別の写真を見ると、脚部が背景の白枠をはみ出しているため、かろうじて立体模型だと分かる。投稿は7日昼までに約5万件の「いいね」を集める大反響。「一瞬紙製の創造物かと...」「まさに紙(神)の領域」「えええ? 絵じゃないの?」と、錯覚するユーザーが続出している。
この作品は、ヨドバシ札幌店で開催の「第4回『俺のガンプラ』コンテスト」に出展され、店内に展示されているものの1つ。制作した「今日」(@kyo512a)さんは6日、ツイッターのダイレクトメッセージを通じたJ-CASTニュースの取材に、不思議な塗装について「以前タイムラインに流れてきた、ガンプラとその色鉛筆画を画像加工で融合させた作品に感銘を受け、これをガンプラの塗装に施せないか?と思い塗ってみました」とはじめたきっかけを明かす。
マネできるかは分からないが、コツは「実際のイラストのように光源と陰影を意識して塗っていきました。イラストの知識だけでもあった方がやりやすいかもしれません」とのこと。自身のアカウントでは過去の作品もアップしている。