伊調パワハラ問題は「内部抗争」に近い 須藤元気「拓殖大は(伊調を)ウェルカムです」

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伊調については「一番傷ついている」

   須藤氏は「内部抗争」を繰り広げる具体的な人名はあげなかった。なお、告発状を書いた貞友義典弁護士は週刊文春1日発売号(8日号)で「五輪選手を含む複数の協会関係者」から依頼があったとコメントしている。また、問題が明るみに出た後、協会側は圧力の存在など告発状の内容を否定しており、告発側との大きな食い違いも浮き彫りになっている。

   パワハラ問題の今後の競技への影響について、番組で須藤氏は「伊調選手だけでなく他の選手にも影響が出ます。東京五輪が控える中、逆にこれがいま明るみに出て良かった。ギリギリになって出たら話にならない」と見解を述べる。また「相撲界でもごちゃごちゃして長引きましたけど、相撲は年間に何回も場所があります。レスリングは4年に1回、しかも東京でというビッグイベントなので、協会はそこを意識して早く終わらせるべきです」と、17年末から不祥事が続発した大相撲界を引き合いに出しつつ、早期収束を望んだ。

   渦中の伊調選手については「一番傷ついていると思います。巻き込まれてかわいそうだと思いますね。もめることを本人は求めているわけでないでしょう。五輪4連覇で国民栄誉賞ももらっている選手で、こういうちょっとつまらない話でもめたくないと思います。東京五輪をめざすなら、すぐに練習しないといけない」と心情を推察。告発状では、伊調選手の練習場所が定まっていないと書かれていたことから「拓殖大、ウェルカムですのでいつでも来てください。むしろ来てもらいたい」と話していた。

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