ネックピローのように首にかけて使うソニーのウェアラブルスピーカーが、売り切れ続出で品薄となっている。
きっかけは、2018年3月4日放送のバラエティー番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)。ソニーの広報担当者によれば、番組の人気企画「家電芸人」で紹介された直後から、公式通販サイトへの注文が相次いだのだという。
「アメトーーク!」の家電芸人特集
商品名は「SRS-WS1」。発売は17年10月で、ソニーの公式通販サイト「ソニーストア」での販売価格は2万4880円(税別、3月6日時点)。首にかけて使うU字型のスピーカーで、ワイヤレスでテレビの音声を再生することができる。
U字の両端部分には高音質の専用フルレンジスピーカーユニットを搭載。商品公式サイトによれば、ソニー独自の構造と音声処理によって、まるで音に包まれているような感覚を味わえる。また、臨場感を高めるために、音と連動して本体が振動する機能も搭載しているという。
こうしたスピーカーの人気が高まるきっかけとなったのは、「アメトーーク!」の家電芸人特集だ。18年3月4日の放送で、お笑い芸人の土田晃之さんら出演者がこの商品を大絶賛したのだ。
商品のプレゼンターを務めた土田さんは、アパートなど大きな音を出すと近所迷惑になってしまう場合でも、「(このスピーカーなら)ある程度の音量で十分」と説明。また、お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんも、
「やっぱりヘッドホンだと、2時間映画とかを見てるとストレスがかかる」
と商品の使いやすさを力説。実際にスピーカーを試したMCの宮迫博之さんも、
「うわ、これ振動が来てるよ。スゴい。これ...、もう映画館。これ絶対買うわ、ちょっとスゴすぎんねんけど」
と絶賛していた。また番組中には、スピーカーを試しながら掃除機をかける「実験」も行ったが、これに宮迫さんは目を丸くして「全然聞こえる」と話していた。