自民・和田氏「決済途上の文書である可能性も」
一方、読売新聞は2日夕刊(3面2段)と3日付朝刊(4面・政治面に2段とベタ記事)、産経新聞は3日付朝刊(5面・総合面に3段)で掲載。国会でのやりとりや朝日報道の概要などを淡々と報じた。
事の重大性は、麻生財務相も「事実であればゆゆしき事態だ」(5日の参院予算委員会)と指摘する程で、「事実なら内閣総辞職に値する」(古川元久・希望の党幹事長、4日のNHK番組)、「これが本当ならば、(略)政権が吹っ飛ぶ重大問題だ」(日刊ゲンダイ、3日デジタル版)との指摘も出ている。
一方で、自民党の和田政宗・参院議員は5日のブログで「(朝日報道には)説明不足の点がある」と指摘。
「『疑い』と濁したのはなぜか」
「(略)稟議書として上司にどんどん上がっていく中で、2枚目以降に修正点があれば、差し替え、さらに差し替えという形で、最終的に決済を受けた書類になるとのこと。だから、朝日が見た文書は決済途上の文書である可能性もある」
「朝日は(略)根拠を持って言えるのかもしれないが、その根拠と証拠をまだ示していない」
と疑問を呈した。
またツイッターでは、森友学園の小学校名報道で、後に開示された設立趣意書に記載された校名が、当初の朝日記事とは異なっており、安倍首相が国会で「誤報」指摘していたことを念頭に、
「朝日、大丈夫か?」
「森友...朝日が記事をだすと大丈夫かな...」
「野党も朝日も今度は大丈夫か?」
といった声も出ている。
6日には参院予算委員会などで、書き換え報道を受けた、財務省による調査状況の報告が行われる予定となっている。