10代の若者たちが、大人たちの「漫画村バッシング」に反論の声を上げている――そんな話題が、ネットで拡散中だ。「#漫画村を守ろう」。こうしたハッシュタグを使って、海賊版サイトを擁護しているのだという。
「馬鹿とかアホとかの次元越えてるだろ」――ツイッターなどでは、「擁護派」に対して激しい批判の声が噴出している。だが、本当に「#漫画村を守ろう」などと叫んでいる若者は、どれくらいいるのだろうか。
国会でも「漫画村」の名前が...
「漫画村」は、2017年ごろから注目を集めるようになったウェブサイトだ。漫画を中心に、雑誌・単行本などを大量に公開、「無料」で読める状態に置いている。大半は著作権者に無断アップロードされている。
10代など若い世代を中心に利用者が広がっており、18年に入ってJ-CASTニュースを含め、多くのメディアが相次いでその問題点を取り上げた。2月9日には衆院予算委で丸山穂高議員(維新)が名指しで言及している。
こうした動きが相次いだ2月半ば、漫画村「包囲網」が強まる中で話題となったのが、「#漫画村を守ろう」なるハッシュタグだ。「擁護派」が使っているとされるもので、Yahoo!リアルタイム検索によると、2月27日までに1万件近い言及が確認できる。
その存在の情報が広まると、
「とんでもねぇハッシュタグが出来たもんだな 盗人猛々しいとはまさにこのこと」
「本買う金ないなら漫画見るなドクズ」
「何このバカ丸出しのハッシュタグは? こんなバカな漫画村擁護してれば業界衰退して漫画無くなるって事を理解しろよ」
など、怒りのつぶやきがツイッターの各所で噴出した。複数のニュースサイトやまとめブログなどもこの話題を取り上げ、さらに拡散は加速中だ。
ところが、「#漫画村を守ろう」のハッシュタグで検索すると、見つかる投稿の大部分は上記のような反漫画村の書き込みばかりである。