JFA「差別的な意図はなかったと確認しております」
一方で、今回の「JAP」という表現を問題視しないユーザーの姿も目立った。ネット上には、「JAP」を蔑称だと捉えているのは一部だけではないか、などとして、
「オランダは英語圏じゃないからなんも考えずにJAPって前から3文字を略称に使っただけな気がする」
といった書き込みも出ている。
ただ、イギリス出身のスポーツライターで、BSのサッカー専門番組にも出演しているベン・メイブリー氏は17年11月のツイッターで、サッカー・ベルギー代表の公式ツイッターで「JAP」という略称が使われているというフォロワーからの疑問に対し、
「正式な略はJPNです。『JAP』は英語の他、オランダ語でも差別用語として使われたそうです。フランス語ではざっと調べたところ使われていないようです。ただ、元々戦時中~戦後の表現なので、英語圏でも差別用語としての意識は今や薄くて、あまり知られていないかもしれません」
と説明。その上で、メイブリー氏は「日本人として不快な思いをする場合は指摘して訂正を求めるのは正しいと思います」とも訴えていた。
日本サッカー協会(JFA)は、今回の「JAP」表記について何か対応を取る予定はあるのか。J-CASTニュースが3月2日、JFAコミュニケーション部に取材したところ、
「差別的な意図はなかったと確認しておりますので、特にコメントすることはございません」
との回答があった。