別に俺らはダウンタウンとどうこうあるわけでもない――。お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんが、長年お笑いコンビ「ダウンタウン」との間に流れている「不仲」説についてコメントし、ツイッターで反響を呼んでいる。
石橋さんは、2018年3月1日放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)にゲストで出演。約4年前に終了した「笑っていいとも」(フジテレビ系)のグランドフィナーレで、番組スタッフから「出ないでくれ」と言われた、と明かした。
局から「出ないでくれ」と...
「いいとも」のグランドフィナーレには、総勢100人超の豪華メンバーが出演した。司会のタモリさんと明石家さんまさんのトークでは、「ダウンタウン」と「ウッチャンナンチャン」が乱入。ダウンタウン・松本人志さんが「とんねるずが来たら、ネットが荒れる」と「不仲」説をネタに会場を沸かせた。
すると「とんねるず」と「爆笑問題」も加わり、さらに「ナインティナイン」、笑福亭鶴瓶さん、中居正広さんも乱入して、ステージ上には計14人のタレントが顔をそろえることに。ダウンタウンととんねるずの共演は当時、「奇跡の共演」と大きな反響を呼んだ。
そんなグランドフィナーレの舞台裏について、石橋さんは18年3月1日放送のナイナイ・岡村隆史さんのラジオ番組で、「まだこの話ですか(笑)」と言いつつ、
「みんなあの後、いろんな人がいろんなことを言ってたけど、あれはもう簡単な話で、フジテレビが『とんねるずと爆笑問題は上がらないでくれ』って」
と暴露した。ステージでは当時、タモリさんとさんまさん、ダウンタウン、ウンナンが勢ぞろいしている中、局から「(その中には)出ないでくれ」と言われたという。
石橋さんは「『はぁ?』と思って。俺はもうそういうのが、ほとほと...『だからフジテレビはダメになんだよ』って思っていたから」とバッサリ。
松本さんが「とんねるずが来たら~」と発言して、石橋さんは「すぐに着替えて」相方の木梨憲武さんを呼びに行った。続けて木梨さんが爆笑問題・太田光さんに「行くぞ」と声をかけたという。
つまり松本さんの発言がなければ、ダウンタウンととんねるず、爆笑問題の共演はなかったかもしれないわけだ。
石橋さんはその上で、「別に俺らはダウンタウンとどうこうあるわけでもない」と明言した。
とんねるずとは「何にも無い」
石橋さんがダウンタウンとの「不仲」説にコメントすること自体、珍しい。対するダウンタウンは以前から「まわりが勝手に気を使っていただけ」と否定してきた。
16年7月放送のバラエティー番組「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)の人気コーナー「本音でハシゴ酒」では、松本さんが
「何にも無いよ。周りがダウンタウンととんねるずはバチバチやみたいな...」
「好きとか嫌いとかより、われわれは年齢も芸歴も下やから!」
とキッパリ否定。相方の浜田雅功さんも「共演してないから余計思ってるんちゃう?」と推測していた。
17年12月放送のバラエティー番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、18年3月末で終了するとんねるずのレギュラー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」について、松本さんが
「呼んでくれたらいつでも行く。僕はいいですけど、浜田がねえ、人の番組には『出ず嫌い』なんですよ」
とユーモアたっぷりにコメントしている。
こうした両コンビの関係性を知るファンからは、石橋さんがラジオ番組で暴露した内容をめぐって、ツイッターなどで
「いいともグランドフィナーレの奇跡の共演の舞台裏を実現させたのは、松本さんと石橋さんとタモさん」
「とんねるず側からのこのコメントは貴重。当人同士の確執でなかったこと嬉しい」
「本当にとんねるずとダウンタウン共演観たい」
との声が上がっていた。