伊調パワハラの圧力は「あったでしょう」 スポーツジャーナリストが即答した根拠

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「栄監督が右といえば右かなと」

   伊調選手は2020年の東京五輪で5連覇がかかる。番組では、司会の坂上忍さんが「5連覇という目標あっても、連覇やメダルというより自分がどれだけ強くなれるかという先にある結果論の目標なわけでしょう」と話すと、小林氏は「そうです。伊調さんはそこにいったのに、まわりの人たちはメダルという。その差がすごく見える」「しかも悪いことにそれが今お金とすごく結びついている」と意識のギャップを推し量っていた。坂上さんは「『メダルおやじ』ばっかりなんだ。三度の飯よりメダルが好きな人たち」などと感想を述べた。

   同じく番組に出演した元レスリング選手の野口美香氏は、「圧力」の存在について「どうですかね」苦笑いして明言を避けつつ、栄氏は大きな力を持っているのかという問いかけに「持っていると思います。持っています。トップなので、栄監督が右といえば右かなと。選手が左と思っていても。上下関係はしっかりしているので」と話していた。

   レスリング協会は1日、報道各社にあてた文書で「当協会が伊調選手の練習環境を妨げ、制限した事実はございません。同様に、当協会が田南部力男子フリースタイル日本代表コーチに対し、伊調選手への指導をしないよう不当な圧力をかけた事実もございません」との見解を示している。東京五輪を2年後に控え、「選手、コーチ、他関係者が一丸となって『金メダル』という一つの目標に向かって邁進しなければならないこの時期に客観的事実と異なる報道がなされたことを非常に残念に思います」とも記述している。

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