「食品にゼロリスクはありません」
そもそもカキで「あたる」原因には、どんな可能性があるのか。たつさんはツイッターで「加熱すればノロウイルスはほぼ大丈夫」と投稿していた。J-CASTニュースの取材には、加熱で防げない「あたる」原因を以下のように明かす。
「貝毒(プランクトンの摂取で体内に毒素を蓄積させる現象)」「無自覚の牡蠣アレルギー」「亜鉛の過剰摂取による体調不良」「ノロウイルス二次感染(調理器具からの感染)」...
その上で「安全なカキであっても、店舗の衛生管理次第で食中毒が出る可能性は否定できません。人からうつされたという実例もあるそうです」と主張した。
実際、農林水産省の畜水産安全管理課・水産安全室も「細菌系の食中毒は加熱でほぼ間違いなく防げますが、2次感染は否定できません」とコメント。
「ノロウイルスにかかっている人がいたり、調理者の横に置いてある生のカキから加熱後に感染したり、個人的にウイルスに耐えられるキャパシティが異なったり...」と2次感染の可能性を説明した。
一方、厚生労働省の食品安全企画課は「状況によるため、一概にこうとは言えない。食品にゼロリスクはありません」としていた。