「トカゲの尻尾切り」「気持ちは分かる」
こうした指摘が出ると、宇予くんのアカウントは2月27日になって非公開となり、その後削除された。
そして、JCは28日、国家戦略グループ担当の渡康嘉副会頭名でホームページ上に「お詫び」文を載せ、これまでの経緯を説明した。
それによると、宇予くんのキャラは、「憲法改正への契機とすべく、国民レベルでの議論をツイッター上で巻き起こす目的で企画」したという。憲法改正に関する論点や歴史、愛国心など保守的なことを面白くつぶやき、拡散をさせようとしたが、実際の投稿は、「関係ない機関・団体その他への誹謗中傷や品性を欠いた内容ばかりであり、当会の理念や運動の方向性とは著しく反するもの」だったと釈明した。
そのうえで、「かかる事態を重く受け止め、皆様に混乱と誤解、そして何より不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げる」として、再発防止に向けたコンプライアンスの強化を図るとしている。
ツイッター上などでは、「全くJCを名乗らずにTwitterで世論誘導を試みる不誠実さが一番の問題」「トカゲの尻尾切り」「公益社団法人がネット工作とか もはや何でもありですね」と批判が出た。一方で、「そういうことを言いたくなるような嫌なことが現実に起きている」「気持ちは分かる」とある程度の理解を示す声もあった。