発砲事件にも素早く声明
上記の記事にも名前が挙がる在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)をめぐる動きには、特に神経質になっているようだ。2月23日未明には、総連中央本部に男2人が車で乗り付け、鉄製の門扉に向けて数発を発砲。男はその場で建造物損壊容疑で現行犯逮捕された。
早くも2月25日には、北朝鮮アジア太平洋平和委員会が国営メディアを通じて非難声明を発表。事件について、
「単に偶発的な事件ではなく、日本の反動層が朝鮮半島の情勢を極度に緊張させ、これを機会にして軍国主義復活と『大東亜共栄圏』の昔の妄想を実現しようとする陰険な企図の下で朝鮮と総聯を相手に強行された故意の政治的挑発であり、極悪非道な犯罪」
だとした。さらに、日本政府が右翼に武器を供与して犯行を行わせたとする独自の主張まで展開した。
「日本当局がいつまでも遂げられない妄想を実現しようと狂奔したあげく、右翼ごろつきに武器まで与えて総聯中央会館に射撃をした」