平昌冬季五輪の興奮冷めやらぬ2018年2月28日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを彩る公式マスコットキャラクターが決定した。
マスコットキャラクターは17年12月7日に3つの最終案が発表され、同月11日から18年2月22日までの期間、小学生による投票で選考作業が進んでいた。
J-CAST読者投票でも1位だった
最終案として提示されていた3つそれぞれオリンピックとパラリンピックの2種類ずつで、「ア」が「伝統の市松模様と近未来的な世界観」と「市松模様と桜」、「イ」が「福を呼ぶ招き猫や神社のキツネ」と「神社の守り神である狛犬」、「ウ」は「キツネに日本古来の勾玉を組み合わせて」と「日本古来の化けるタヌキ」をモチーフにデザインされている。
発表直後は、「ア」はポケモン、「イ」は手塚治虫作品、「ウ」は妖怪ウォッチといった既存の作品を想起させる、といった反応があったが、小学生の手に決定権が委ねられたことで注目を集めていた。
マスコットの発表は予告通り18年2月28日に行われ、223の自治体の小学校1万6769校からの投票を経て、「ア」案が選ばれた。
J-CASTニュースでも独自に3案の人気をアンケート調査していたが、そちらでも「ア」案の人気は高く、28日までに集まった3454票中48.35%と半数近くからの支持を得ている。老若男女問わず受け入れやすいデザインであるようだ。
今後、このマスコットは国内外でのPRを始め、開会・閉会式などに参加し、グッズ化などもされるという。
名前は夏ごろに決定するとしている。
小池都知事肝いりの「マ」案とは?
そんな中、東京都の小池百合子都知事は
「可愛くてかっこいいのが決まりましたね」
と感想を語りながらも、
「私は『マ』もよかったなぁ、と思っているんですけれども...」
と謎の「マ」案推しを表明し、周囲の記者を困惑させるシーンが28日の「ゴゴスマ」(CBC、TBS系)で放送された。
小池氏の言う「マ」案とはマツコ・デラックスさんのことで、18年1月31日付の朝日新聞と毎日新聞、2月1日付の読売新聞に掲載された投票を促す広告に載っていたものだ。
可愛らしいキャラクターにマツコさんが並んでいる様子はインパクト強いが、当然、
「【マ】には、投票できません」
と注釈がつけられている。