舛添要一さん「違和感を感じる」
問い合わせの急増から、一時的にカーリング関連の専用窓口を設けるなどの策はないかとも尋ねたが、現時点では考えていないという。ただ、より直接的にカーリングやLS北見への応援をしたい場合、地元のNPO法人「常呂カーリング倶楽部」への寄付の案内などをして対応している。
もう一つの注目は返礼品で選べる「赤いサイロ」だが、ふるさとチョイスを見ると品切れになっており、発送できるのは早くて9月。「2~3年前からふるさと納税の返礼品として扱っていました」というが、今回の急激な勢いに入荷が追い付かない。担当者は「残念ながら待つしかない状況です」とした上で、返礼品は海の幸をはじめ豊富に取り揃えており「適切な品の案内をさせていただいています」と話していた。
なお北見市へのふるさと納税の急増については、前東京都知事の舛添要一さんが27日にツイッターで「カー娘の出身地、北見市にふるさと納税の申し込みが殺到しているという。応援したい気持ちは分かるが、違和感を感じる。減収で予定していた事業をやめる自治体もある。増収したからといって、それで地方の活性化が進むわけではない。国土の均衡有る発展は国の仕事。この制度、見直すべきではないのか」と苦言を呈していた。これには
「確かに均衡を保った方がいいよな」
「制度の有無については確かに偏りはでるかもしれませんね」
と一定の理解を示す反応が出る一方で、
「応援したい自治体に、その人個人では少なからずだけど予算を回すのが『ふるさと納税』だと思います」
「単純に今回のオリンピック競技のカーリングで注目され、個人が何らかの形で気持ちを表したのが『ふるさと納税』の制度を利用したにすぎないのでは」
「たぶん、そこまで深い意味は無く単純な興味がある都市にふるさと納税しようと思っただけかと」
といった声も少なくなかった。