「自分のコーチに『お前は5回転をやれ』と言われていた」
さらに「将来的に5回転もありえるのか」という質問も。羽生選手は「ジャンプの種類にもよりますが、今までフィギュアスケートが科学的な根拠から研究した結果、5回転までは人間の能力でできるのではないかという結果が出ているそうです」と前提を話したうえで「なので、挑戦できるならしてみたい気もしますし、5回転半は無理かもしれないですけど、小さいころから自分のコーチに『お前は5回転をやれ』と言われていたので挑戦したいなという気持ちはあります」とも。
その後、報道陣から「一般の人にもわかるような例えで、4回転や5回転の難しさを説明してもらえないか」と問われた羽生選手。「4回転の難しさは人によって違うと思うのですが。えーと、ああ...」と困ったように天井を見上げ、「初めてこういう質問がでました」と苦笑い。「えっと...。ええ...」ともうしばらく悩んだうえで、「目をつぶって、回転しながら、3重跳びやってるような感じですね。4回転半は2回転しながら4重跳び、5回転は3回転しながら5重跳びする感じです」との例え話を持ち出した。うまく説明できなかったと思ったのか、机に向かって突っ伏していた。