人気ゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」の公式ツイッターアカウント(@KanColle_STAFF)が虚偽の著作権侵害通告により、一時的に凍結された問題で、ツイッターなどで「罪に問われないの?」との声が多数上がっている。
J-CASTニュースでは弁護士に話を聞いた。
DMCAの悪用か
「艦これ」の開発/運営公式ツイッターは140万人近いフォロワー数を誇るアカウントだったが、2018年2月22日昼までに突然、凍結された。「艦これ」の運営サイドは15時ごろ、「DMM GAMES」コミュニティで
「Twitter社に連続の虚偽通告があり、DMCA著作権侵害ということで、同アカウントを本日運用できない状態になりました」
と発表。公式ツイッターのアイコン画像について、偽名の第三者が「自身が描いたものだ」と主張してきた、と説明した。
同ツイッターの凍結は22日21時までに解除された。「艦これ」運営は23日、同コミュニティで「大きな支援/援護を頂き、とても早いスピードで復活することが出来ました」などと説明し、DMMやKADOKAWA、ツイッター社、そしてファンに謝辞を述べた。
DMCAとは、アメリカの法律「デジタルミレニアム著作権法」の略称で、インターネット上で著作権を侵害された時、グーグルやツイッターに著作権侵害を申し立てることで削除できる仕組みをいう。運営は今回、その仕組みが悪用されたとみているわけだ。
同法の手続き「ノーティスアンドテイクダウン」では、著作権侵害を主張する人から法定の形式的要件を満たす通知を受けたプロバイダーは、侵害にあたるか否かを判断することなく一旦削除すれば、責任を負わないとされている。