メドベージェワ「女王の涙」にもらい泣き 安藤美姫「いろんな思いが溢れた...」

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   フィギュアスケート世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ選手(OAR、18歳)は、平昌オリンピックではアリーナ・ザギトワ選手(OAR、15歳)にわずかの差で及ばず、銀メダルに終わり涙をみせた。

   今季に発覚したけがを乗り越えての挑戦だったオリンピック。メドベージェワは演技後に感極まったように涙を流し、得点結果が出て銀メダルが確定した際にも目に涙を浮かべていた。ツイッターには「メドベージェワの涙」に心を打たれた、というつぶやきが相次ぎ、元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんもメドベージェワの涙に触れていた。

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けがを乗り越えて参加

   メドベージェワは、オリンピックシーズンである今季の2017年10月、右足甲の骨にひびが入っていることが分かり、約2か月間、大会から遠ざかった。このけがを乗り越えて迎えたオリンピック。ショートプログラム(SP)では、ザギトワに1.31点差をつけられ2位。金メダルを取るには「逆転」が必要だった。

   18年2月23日の女子フリーで最終演技者だったメドベージェワは、ミスらしいミスもなく華麗なジャンプ・演技を見せた。

   演技を終えたメドベージェワは、すぐに感極まったような表情になり、両手で口を押えて泣き出した。テレビの日本語実況では、アナウンサーや解説者が「抑えきれない思いがあふれてきます」「けがもありましたし」と説明していた。

   そして運命の採点発表。フリーの得点はザギトワと同じで、SPの差を「逆転」することはできず、銀メダルが確定した。メドベージェワは目をつむり、その直後、両手で顔を抑えながらうつむいた。画面がザギトワらに移ったあと、またメドベージェワに戻ると、目に涙を浮かべていたが、ほどなく笑顔を見せた。

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