キリスト教の伝道師であるビリー・グラハム氏が、2018年2月21日、米ノースカロライナ州モントリートの自宅で亡くなった。99歳だった。「ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)」が発表。各社の報道によればがんや肺炎を患っていたとされる。
日本のネット上でも死を悼む声が上がっているが、一部には思いがけない勘違いをする人もみられた。
トランプ米大統領も自身のツイッターで死を悼む
ビリー・グラハム氏は1918年11月7日に生誕。43年に米イリノイ州のホイートン大学を卒業し、牧師として活動。185以上の国や地域で生涯にわたり伝道活動を続け、約2億1500万人にキリストの教えを広めたとされている。
また、47年に「Calling Youth to Christ」を著してから精力的に執筆活動に勤しみ、30冊以上の書籍を残したほか、テレビ番組への出演なども行っていた。49年にロサンゼルスで行った伝道集会に多くの人が集ったことで一躍その知名度が上がり、のちに多くの米大統領とも親交を深め、宗教界に限らない広範な影響力を行使するに至った。
ドナルド・トランプ米大統領も訃報に接し、自身のツイッターで
「偉大なるビリー・グラハムが亡くなった。彼のような人間はいなかった。クリスチャンやあらゆる宗派が彼の死を悲しんでいるだろう。素晴らしい人間だった」
と、死を悼んでいる。