青森県三沢市の米軍三沢基地に所属するF16戦闘機が、2018年2月20日、離陸直後にエンジン火災を起こし、飛行場北側にある小川原湖(東北町)へ燃料タンク2基を投棄した。タンクとみられる物体はシジミ漁船から200~400メートルの距離に落下し、漁協は燃料の油が回収されるまでは湖での漁を見合わせることを決めた。蛯名鉱治東北町長は、原因が究明まではF16戦闘機の飛行を停止するよう米軍側に申し入れた。
菅義偉官房長官は21日午前の会見で、今回の事案について「あってはならないこと」としたうえで、政府からは安全管理の徹底、原因究明などを行うように米側に申し入れを行ったとした。今後、事故による被害が確認された場合には適切に対応すると述べた。
タンクの回収の日程のめどについては、確認しだい、関係自治体への情報提供を行うとした。