トランプ「殺人発言」報道で誤訳指摘 当該メディアに見解を聞くと...

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「英語の翻訳すらまともに...」

   Googleで「get away with murder」の意味を調べると、検索上位には

「好き勝手なことをしておきながら罰を免れる」(研究社 新英和中辞典)
「悪いことをしても罰せられない」(英辞郎 on the WEB)

などの結果がヒットする。これに従えば、先のトランプ氏発言は「日中韓などの国は25年間、好き勝手なことをしておきながら罰を受けていない」となる。

   ツイッターなどインターネット上ではそのため、読売などに「慣用表現で殺人とは無関係」「murderをそのまま『殺人』と訳したんですね」との指摘が続出。中には、

「新聞も含めマスコミはちょっと砕けた慣用表現が混じった英語の翻訳すらまともに出来ないのか...」
「機械翻訳のほうが正しいとは...」

との声も上がった。

   一方、慣用表現として訳したメディアもある。毎日新聞は13日付夕刊の総合面で、

「『...(トランプ氏は)過去25年間(日中韓は)好き勝手やってきた』と批判し...」

と報じた。

   また産経新聞は13日、トランプ氏が会合で発言した内容を報じる記事をウェブに掲載したが、「get away with murder」には触れなかった。日本経済新聞も13日付夕刊で報じてはいるが、ノータッチ。13日の朝日新聞(東京最終版)は発言内容そのものを伝えていない。

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