フジの黄金期を象徴
当時の岡村さんには、フジテレビのイメージが根強かった。メインMCを務める「めちゃイケ」が1990年代後半から2000年代にかけ、押しも押されもせぬ局の看板番組として君臨。まさにフジの黄金期を象徴するタレントの1人だった。
そんな岡村さんが11年、「見いひんかったらええ」と高岡さんを批判したことは、ネット上の一部でフジ側の主張を代弁しているかのように受け取られ、フジ批判の火に油を注ぐことに。
かつて異例の視聴率33.2%(04年10月)を記録するなどした「めちゃイケ」。だが10年以降、岡村さんの体調不良による5か月間の休養、それにともなう新レギュラーの加入......と環境が変化するにつれ、視聴率も低下。皮肉にも、視聴率低迷が深刻な局を象徴する存在となった。
そんな同番組も18年3月、21年超の歴史に幕を下ろす。岡村さんがその直前に謝罪したことで、ツイッターやネット掲示板には「遅すぎ」「その謝罪自体もう見てないから」「謝る必要はないと思う」とさまざまな声が上がっている。
一方、加藤さんの言うように、この発言がフジテレビへの風向きを変えるきっかけだったか、については
「あの発言なくてもフジテレビはだめになってた」
「面白い番組があれば見てるよ。単に、無いから見なくなっただけ」
「めちゃイケ終わるのはその発言関係なく面白くなくなったからだし」
などの指摘が出ていた。