「もし、政治色を本気で消したいなら...」
平昌五輪では、北朝鮮が金正恩委員長の妹・金与正(ヨジョン)氏を特使として派遣。韓国側も文在寅大統領が与正氏と笑顔で握手、さらにはアイスホッケー・南北合同チームの試合をそろって観戦するなど、平昌五輪を舞台に、韓国・北朝鮮の「融和」ムードの演出が続いた。
今回の両国の動きをはじめ、「スポーツの祭典」と政治の関わり方がたびたび問題視されるオリンピック。こうした点についても森さんは、
「古代ギリシャでのオリンピックは、開催中は一時休戦して集まったそうです。それくらい大事なものだったわけですね。今は、まったく逆ですね。オリンピックは完全に政治的なイベントになっています」
と指摘。続けて、「もし、政治色を本気で消したいなら、政治家は顔を出せないルールにすれば良いのに」とも訴えた。
ブログの終わりでは、「もちろん、オリンピックが好きだという人がいても良いと思います。全然否定しません」。その上で、
「アイドルにファンがいるように、オリンピックにもファンはいることでしょう。よろしいんじゃないでしょうか」
と、またしてもどこか皮肉気に記していた。
今回の森さんのブログについて、ツイッターやネット掲示板には、
「極端な理想を言えば間違ってないと思う」
「正論だよな... スポーツに国境は無いとか理念でも選手同士の争いとか言うてるのに国別に枠がある 不思議だ」
「個人競技で国別の枠とかはいらないんじゃないのとは思う」
といった共感の声が寄せられた。一方、「国別無くして盛り上がるわけないだろ」「馴染みのないスポーツで楽しむとっかかりが自国の選手の応援」と、森さんの主張に反論するユーザーも目立っている。